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塩害をはじめ、アルカリ骨材反応、中性化、凍害等の劣化現象により損傷を受けたコンクリート構造物においては、コンクリートの一部がはく落することも少なくありません。このようなコンクリート片のはく落により発生する第三者被害を未然に防止するのがONR工法はく落防止仕様V2です。

平成12年に「コンクリート片はく落防止用(Part3)」を開発し、平成21年に東・中・西日本高速道路株式会社「構造物施工管理要領(平成21年7月)はく落防止」に示されている規格値を満足する「ONR工法はく落防止仕様」を開発しました。ONR工法はく落防止仕様は、長年の実績ある工法です。

令和2年に従来製品から〔中塗りを1層に短縮〕、〔中塗りと上塗りは同じ材料〕、〔最短2日間に施工日数を短縮〕、〔しなやかな補強シートの採用〕などの施工性の大幅な改良を行い、ONR工法はく落防止仕様V2としてバージョンアップしました。

この工法は、新開発のポリエーテルアクリル系の塗装材とビニロン繊維シートによりコンクリート表面を被覆するもので、コンクリート片のはく落を防止するとともに、コンクリート内部の劣化も抑制します。